リブラとビットコインって何が違うん?

リブラって知ってる?

 

20196月にFacebookが開発計画を発表した仮想通貨のこと

 

仮想通貨っていったらビットコインとかリップルとか、2年くらい前に流行って今は下火になってるやつ思い出すけど、

また同じようなもんできたん?って思う人も多いんちゃうかな

 

でも、このリブラ、今までの仮想通貨とは実は全っっ然違うねん!!

その違い、それとそれ故の、世界を変えてしまうくらいの潜在的な影響力を説明していくで。よかったら読んでや。

 

まず、従来の仮想通貨についておさらいや

 

仮想通貨って、いわば実体のない通貨やんな。普通の通貨って、国が発行して、その価値を国が担保して、管理するやんな。そんな中央集権が嫌になった人たちがつくったのが従来の仮想通貨。

 

ビットコインは、誰でも発行できるし、その価値を担保するのは、持ち主みんな。

みんなで作って、みんなで守って、みんなで使おう!みたいなコンセプト。

 

ちょっと思い出してみて。ビットコインって、めーーちゃ価値が上がったやん。ほんで、下がったやん(泣)。1ビットコイン2016年には4万円くらいやったのが、2017年末には150万円まで上がった。今は40万円くらいかな。これ、普通の通貨やったらありえへんやんな。

 

なんでこんなことが起こりえるんかっていうと、さっき言った、ビットコインは皆で価値を担保するってとこがミソやねん。

皆が、ビットコイン価値ある!って思ったらあがるし、ビットコインなんかカスやん、、って思ったら下がるねん。

これが実態がないっていうて、値動きが激しい理由。この値動きが激しいことをボラティリティが大きいっていうねんけど、ボラティリティ大きいものっていうのは、投機の対象になりやすいねん。

 

投機って、投資と違ってまぁギャンブルみたいなもんで、リスクあるけどめちゃくちゃ稼げる匂いするから突っ込むでー!ってやつな。この投機がさらにボラティリティを上げていってんなぁ。

(ちなみに余談やけど、ボラティリティ高いもんって仮想通貨以外にも金融商品でいっぱいあるねん。デリバティブとかいうやつ。でも金融商品の取引はルールが割としっかりしてて、皆公平に取引できるねんな。でもビットコインは新しくできた商品で、ルールも何もなく、インサイダー取引とか相場操縦とかやり放題で、一般人は皆カモにされたんやで。)

 

で、で、で、話元に戻すと、こんなボラティリティ高い通貨、普通のお買い物で使えると思う?? 絶対不便やんな笑

 

不便どころか、リスクがめちゃ高いし、お店もビットコインで支払いしてほしくないやんな。想像してみて?300万の車を売るとき、ビットコインで支払います言われて、オッケーです言うて、払ってもろた瞬間価値が半額になったらもう泣くしかないやん。

 

だから、ビットコイン含め既存の仮想通貨は実用的じゃなかったねん。今まで仮想通貨で買い物したって人いる? 仮想通貨でお支払いできますよ~言うてるお店ある?(ペイペイは仮想通貨ちゃうやでw)

 

もっかい強めに言わせて、既存の仮想通貨は全っっっっ然実用的じゃなかったーー!!

 

さてさて、リブラは?

リブラは、リブラ協会によって発行されて、各国の通貨によって価値が担保されて、皆で使う、こういう仕組みやねん。

 

なんとなくしっかりしてる風やない?笑

リブラ協会ってスイスにあるらしいんやけど、協会がリスクを発行するには、それと同じ価値分の主要各国の通貨バスケットをプールしとかなあかんねん。そんで、リブラの価値は、その各国の通貨の価値と連動するようになってるねん

 

ん、意味わからん笑

 

例えばな、300万円分のリブラを発行するとするやん。

そん時、ドルとか円とかユーロとかポンドとかを合わせて合計300万円分になるようにして、協会がそれを保管しとかなあかんねん。

リブラもってる人はいつでもその通貨に換金することができる。

そんでもって、このその通貨の価値が動くと、その動いた複数の通貨の平均分、リブラの価値も同じように動く。

 

これによって、リブラの価格は安定するわけや。この価格が安定してることを、ボラティリティが低い言うねん。

 

な笑

 

ビットコインと真逆やろ

 

だからこのリブラは、投機の対象にはならへんくて、実用性があるってことやねん。

リブラ取引で儲けよう思てた人、残念―w

 

だから、リブラは日々のお買い物で使えるようになるよーってこと。

 

おしまーーい!

 

、、じゃなくて!!!!!!!!!!

 

ここでこのことが鳥肌たつほど恐ろしいことって、感じてほしいねん。

 

実際そうで、このことが金融含めた、今までのあらゆる体制を覆すことになり得るねん。だからアメリカとか国上げてめっちゃ必死でリブラ開発阻止しようとしてるやん。既存の金融機関とか、ほんまたまったもんやないって思ってる。

 

もしも仮に、全世界の人がリブラを使って買い物、貯金、送金とかしたら、どうなるやろ。

どうなるか考える前に、ほんまにこのもしもが起こるんか考えてみよ。ありえないもしもについて考えてもしゃーないし。

 

リブラってどうやって広げるんやろ。ペイペイみたいに100億円あげちゃうキャンペーンするん? 

いやいや、そんなんする必要ない。

なんでかっていったら既にFacebookが広まってるから。

Facebookのアプリに、いきなりリブラの機能現れたら、もう皆使える状態になるわけやん。これがFacebookがリブラを開発する脅威。すごさ。

Facebookの傘下にはInstagramもいるし、WhatsAppもいる。これら合わせたら、全世界の3人に1人は既にユーザーやねんて。この既存ユーザーがそのままリブラのユーザーになるわけやから、全世界の人がリブラ使うようになるもしもなんか、余裕でありえるやんな。

 

よし、もしも全世界の人がリブラを使って買い物、貯金、送金とかしたら、に戻ろう。

 

こうなったらもう既存の金融機関はほぼほぼ終わり。

銀行への預金が極端に少なくなるし、通貨のほとんどがリブラの協会に集まる。

通貨の発行っていう権威は国から薄まり、リブラ協会がその権威を握る。

つまり既存の金融システムが総崩れするかもしれん。

 

それだけやない。

 

このリブラはFacebookをめちゃくちゃ強くしてしまう。

リブラとFacebookが連動して、ユーザーが何を買ったか全てデータとして貯蔵される。そのデータを使ってターゲットマーケティングなり、新しいビジネスを動かすなり、全ての事業をFacebookがやっちゃう世界にかえるかもしれん。

 

 

だからリブラって、今までの仮想通貨とは何もかも違うねん。

 

 

なんか色々こわそうに言ってもうたけど、リブラいいとこもいっぱいあるんやで。

それはまた追々、この記事の評判みながら更新させてもらうわ~

 

長いのに最後まで読んでくれてありがとう